当院で実施している矯正治療の特徴をお伝えいたします。
6ヶ月から1.5年、長い人でも2年程度で終わります。
(個々の顎の状態や歯並びの状態によって変わってきます)
矯正システム「MEAW(ミュー)」により可能になります。
(ケースによっては抜歯の選択をすることもあります)
歯並びが良くなっても、噛み合せが悪いままでは意味がありません。
幼少期から対策を立てることで、本格矯正を行わなくて済む場合があります。
歯並びに関する悩み、矯正治療に対しての不安・疑問、費用・期間の目安など何でもご質問下さい。レントゲン写真や問診結果に基づき丁寧にお答えします。初回カウンセリングは無料です。矯正治療をするかどうかは、「話しを聞いてから考えたい」という方でもお気軽にご活用ください。
以下、上記の特徴を具体的にお話しいたします。
「矯正治療には興味があるけど、治療期間が長いんですよね・・・」
「歯を抜かれるのはチョット・・・」
このようなことで、矯正治療をあきらめていませんか?
当院の矯正治療は、平均1年半~2年で治療が終了します。
また、当院が採用している治療法は基本的に歯を抜きません(非抜歯)。
多くの方が、短期間で歯を抜かずに美しい歯並びを手に入れています。
このような、従来までの矯正治療と異なるヒミツは、マルチループエッジワイズアーチワイヤー(MEAW)と呼ばれる矯正器具にあります。
この手法の特徴をご紹介します。
従来の矯正治療では、約2.5年から3年、長い人で5年もかかることもあります。
マルチループエッジワイズアーチワイヤー(以下、MEAW)を用いた場合、大体6ヶ月から1.5年、長い人でも2年程度で終わります(個々の顎の状態や歯並びの状態によって変わってきます)。
この治療期間の差は、ワイヤーの形の違いにあります。MEAWにはマルチループという輪の形に屈曲された特殊なワイヤーを使用します。歯のでこぼこや、ねじれ、傾きに沿ってワイヤーを曲げこんで、小さなワイヤーの輪をつくることで、1本1本の歯を3次元的に、
かつ、同時に動かしていくことが可能となります。
つまり、すべての歯を「同時」に「自由」に動かしていくことが可能となるのです。
1つ1つ動かすよりも、全部を一気に動かすことができるなら、当然そちらの方が早いですよね。これが治療期間の短縮につながります。
従来の矯正治療では、歯が「並びきらない」という理由
から上下左右の歯4本を抜くのが通常でした。
これはただ単に「並びきらない」という単純な理由から
です。しかし人間にとって不要な歯は存在しません。
それどころかすべての歯に役割があります。
ですから抜いて治療するのではなく、悪くなった
歯並びを人間の本来持っている正常な状態にして
あげることこそが、治療の目標となります。
では、なぜMEAWを用いた矯正治療では、歯を可能な限り残してに治療できるのでしょうか?
それは歯が並びきらないなら、歯が収まるスペースを確保したり、歯を後ろに動かしてすき間をつくってあげることで可能となります。従来の矯正方法では、このようなことはできませんでした。しかしMEAWを使って矯正すれば可能となります。
※ケースによっては「抜歯」をご提案させて頂くこともございます。
従来の方法だと、歯を「前後」に動かして歯並びを整えることしかできませんでしたが、MEAWは前後だけでなく、「上下」にも歯を動かすことができるため、全体の噛み合せをバランスよく整えることができます。
たとえ歯並びがキレイになったとしても、「かみ合わせ」がしっかり合っていないことが
原因で、顎関節症や顎の痛み・体のしびれ・肩のこりなどの原因となることがあります。
そうなってしまっては本末転倒ですよね。
また、噛み合せがしっかりしていれば、矯正後の「後戻り」防止にもなります。
MEAWは症状によってワイヤーの曲げ方や
形状が異なります。患者さんごとに、
ワイヤーの形をオーダーメイドで作るので、
一般の歯科医師が対応できるものではありま
せん。専門の技術と豊富な経験を持った医師の
もとで治療を受けることをお勧めします。
アメリカでは、歯並びの悪い子供を幼少期のうちに矯正治療してあげるのは親の責任だと考えられています。それだけ、その後の人生におけるデメリットが十分に理解されているのです。
歯並びの悪いお子さんを連れて来院される
お母さんを見ていると、
矯正治療は親が子供にしてあげられる素敵なギフト
だと感じることがあります。
子供の将来を見据え、10年後に「ありがとう」
といってもらえる選択をしてあげることが
子供の人生を豊かにすることにつながります。
当院では、成人の方だけではなく、お子様の矯正治療も多く行っております。
お子様の場合は、すぐに本格矯正治療に入るのではなく、まずは咬合誘導やMFT(口腔筋機能療法)などを行います。これらをうまく活用することで、本格矯正を行わずに済ませることもできます。
矯正治療というと、「相談するだけで敷居が高そう」と感じている方も多いようですが、相談は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
事前の患者様へのカウンセリング。そして、しっかりした診査診断が、その後のすべてを決めてしまうといっても過言ではありません。当院で実施していることをご紹介します。
顎の骨の状態などを分析する際に利用します。
従来のレントゲン(2次元)ではわからなかった部分まで事前に診査が可能になります。
噛み合わせの傾き・ズレを調べます
下記模型の患者様は、左右のかみ合わせの高さが違っています。向って右側のかみ合わせが高い為に、赤線のように傾いています。左右の傾きが水平になる位置。それが、その患者様本来の噛み合わせのバランスとなります。
横顔のデジタル・レントゲン写真を撮り、コンピューターで計測し分析します。
上下のあごのバランスを数値で算出し、全体のバランスをシミュレーションします。
「なぜかドクターには質問がしにくい」という患者様もいらっしゃると思います。
しかし、当院では「患者様のご要望をお聞きすること」が治療の基本スタイルとなっていますので、遠慮せずに何なりとご質問頂ければと思いますし、その方が我々も嬉しいです。
「どうしても・・・」という方は、他のスタッフが承りますので、お気軽にご相談ください。患者様のご要望と、診査診断結果を照らし合わせ、適切なプランをご提案させて頂きます。
お悩みやご希望をお聞きします。
レントゲン写真・口の中の模型・顎の位置の測定(FBT)・顔や口腔内の写真を撮ります。
検査の結果をもとに、矯正治療全般に関して詳しくご説明をいたします。
もし虫歯や歯周病の治療が先決と判断した場合もこの段階でお話し致します。
少しでも疑問点がございましたら、再度ご説明し納得いただいたうえで、治療を開始するかどうかのお返事をいただきます。もちろん、この段階で治療を受けないという選択をしていただいても全く構いません。
歯に装置(ブラケット・ワイヤー)をつけ、歯に力を加え始めます。
一般的な矯正治療で使用するワイヤーは、すでに曲げてある「既製」のものがほとんどです。当院が行っている歯を抜かずに直す矯正は、前後・左右・上下に動かすことで矯正をしますので既成の物では対応できません。より患者様のお口の状態に合わせてドクター自らが針金(ワイヤー)を曲げて作るオーダーメイドで行っております。
歯を動かす期間は1~3カ月に1回通院して頂き、装置・ワイヤー等のチェックや調整を行います。その際、虫歯・歯周病予防のためブラッシング指導を致します。
矯正装置を外します。但し、そのまま外しただけですと「後戻り」という現象を起こすため、保定装置(取り外し可能な装置)を装着して頂きます。
※保定装置は症例にもよりますが、約1年~3年間(通院は6カ月~1年に1回程度)主治医の指示に従って使用して頂きます。
使用しないと後戻り(歯並びが悪い状態に戻ること)を起こし、再度矯正をする必要が出てきます。
保定装置の使用を確認後、当院のメインテナンスを定期的に受診して頂き、保定装置を終了する時期まで、経過を観察していきます。
下記は当院で行った症例です。
皆様が良く知っている歯並びですね。上顎の前歯が下顎の歯よりも大きく前に出ている歯並びです。
奥歯が噛んでいるのにもかかわらず、前歯が噛んでいない歯並びです。
下顎の歯が上顎の歯よりも前に出ている歯並びです。
歯が様々な角度で生えてデコボコになってしまっている歯並びです。
当院では、目立ちにくい矯正として、「透明のマウスピース型の矯正装置」をご紹介させて頂いております。
マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを口にはめ、何度か新しいマウスピースに交換しながら徐々に歯を移動させる矯正治療方法です。
種類もいくつか存在しますが、当院では「インビザライン」というシステムを導入しています。
この装置は、一般的な矯正装置とは異なり、装置が取り外し式で、目立ちにくいのが特徴的です。しかし、歯の移動量が大きいケース(抜歯を必要とするケース)ではマウスピース矯正だけでは限界がありますので、そのような場合は一定期間、表側または裏側矯正を併用することもあります。
取り外し可能ですので、食べたい物がなんでも食べられ、食後の歯磨きや、装置の洗浄も簡単に行うことができる反面、装置を装着する判断は患者様に一任されるため、装置を付ける時間が短く、つけない期間があった場合は、治療期間が長くなってしまうというデメリットも存在します。
メリット | デメリット |
---|---|
・透明で目立ちにくい ・取り外しができる ・ブラッシングが容易 ・好きなものが食べられる |
・治療期間は患者様の「意思」に左右される |
治療後、どのような歯並びになるかを可能であれば治療前に見てみたいというのが患者様の心情だと思います。インビザラインシステムではそれを可能にしました。
これは、インビザラインがこれまで何万症例のデータを蓄積し、かつ、事前に様々な患者様のお口の情報を取得するからこそ可能になるものです。
矯正治療を希望される方には、その患者様のオリジナルシュミレーション動画を作成しご覧いただくようにしております。
このシステムには、再作成保証というものがあります。
通常は、患者様のデータをもとに、治療完了までのマウスピースをすべて作成してしまいます。しかし、ケースによっては、当初の予想と異なる歯の動きが生じることがあります。
その際は、再度、患者様のお口のデータを収集し、マウスピースを作り直すことができる保証がこのシステムにはついていますので、安心して治療を受けて頂けます。
ここまでお読みいただいて、「マウスピース矯正は特別に深い知識や技術などいらない治療だな」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実際、1回歯型を採って、3次元画像化技術とCAD/CAM技術により各ステージのマウスピースをまとめて作製しお渡ししますので、ほとんどの工程はコンピューターで処理され、人間の手は加わりません。
しかし、1点だけ、人間の手が加わる工程があります。
それは、出来上がって送られてきたマウスピースが、
矯正学的に本当にその方に合った仕上がりになって
いるのかという診査です。
問題があると判断した場合は、再度、設計し直し、
問題がなくなるまで何度も再作成を繰り返します。
この診査を誤ってしまうと、歯が動かないばかりか、
余計に歯並びが悪化してしまう事もあります。
矯正治療というのは、歯科医師であれば、誰でも行うことができるのが日本のルールです。しかし、矯正治療は、虫歯や歯周病、入れ歯といった他の治療と別次元の治療となり、浅い知識と経験で行っていいものではありません。
現に、経験の浅い歯科医師が矯正治療を手掛けた場合、様々な問題が出ています。これは、特にあまり人間の手が加わらないマウスピース矯正に顕著です。
医院選びは慎重にしましょう。
当院では、矯正歯科に関しての疑問・不安・質問などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いません。私達にお話しして頂けたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
多くの方は、一度は矯正治療を受けようと考えたことがあるようです。
しかし、実際には「もう少し様子を見よう」、「お金もかかりそうだし、今すぐ不都合があるわけではないからいい」といった理由で、治療を受けないケースが多いように感じられます。しかし、歯科医師の立場として、こうした判断は非常に大きな不利益を被る可能性もあるということを伝えるようにしています。
代表的なものだけでも次にあるような様々な弊害が考えられます。
1.歯並びの悪さからくる顔の歪み
2.体調不良(頭痛、首・肩のコリ・・・)
3.本人が受ける心理的なコンプレックス
4.早期に歯を失うリスク
5.歯周病リスクの増大
6.むし歯リスクの増大
7.口臭リスクの増大
8.発音障害
9.顎関節症
最近では、首や肩のこり・耳鳴り・めまい・頭痛などの症状が、大人に限らず10代の子供たちにも目立ってきています。これは、悪いかみ合わせや、顎の位置がずれたりすることによって起こることが少なくありません。
しっかり物を「噛む」ということは、人間が健康に生きていくためには欠かせない行為だということをご存じでしょうか?
以前、アメリカ航空宇宙局NASAの宇宙食は栄養的に調整された「チューブ入り」の物が主流でした。しかし現在では、「食」形態のものとなっています。
なぜそうなったのでしょう?
実は、チューブ入りの物(「噛む」必要はない)をとり続けることにより、欲求不満や、気分が落ち着かないといった様子が見られたためです。
何気ない「噛む」という行為が、精神的なことにも影響を及ぼしていたのです。
その他にも興味深い実験があります。
歯科大学のネズミを使った実験で、「固形食」を与えたネズミと「粉末食」を与えたネズミの実験をしたところ、粉末食を摂取していたネズミに比べて、固形食のネズミの方が学習能力が高いという結果が出ました。
「噛む」という行為により、脳細胞に良い刺激を与えたためだと報告されています。
また、物をよく噛むことで、唾液の分泌も促進され消化を助けます。さらにこの唾液の中には酵素が含まれており、この酵素が発ガン物質の働きを抑制することもわかっています。
このように、物をしっかりと噛むことは、
人間が健康に生きていくためには必要不可欠な行為となっているのです。
歯並びが悪いと、物を「しっかり」噛むことが出来ません。
健康に生き、人生を楽しむためにも歯並びについて一度考えてみるのもよいかも知れません。
費用に関しましては料金表をご参照ください。
あります。
歯の表面に付ける装置(ブラケット)がセラミック
素材のものでしたら、歯と同じ色ですので、
目立ちにくいです。また、透明なマウスピース型の
矯正装置もご用意しております。目立ちにくい
装置を選択した場合は、矯正料金が変わります。
事前に料金体系を確認するようにしてください
歯や歯茎が健康であれば年齢は関係なく、何歳でも治療はできます。しかし歯の本数が少ない、インプラントがある(矯正用インプラントを除く)、歯周病であるなど年齢以外のことで、矯正治療ができない場合もあります。
矯正装置を外した後は、歯は非常に不安定な状態にあり、元の位置へ戻ろうとします。これを防ぐために利用するのが「リテーナー(保定装置)」です。リテーナーは矯正装置を外した後の歯並びを固定するようにデザインされており、矯正治療によって移動した歯の位置を、骨や組織が受け入れるまで使用することが必要です。きっちりとリテーナーを使用することが適切な歯並びを長持ちさせる方法ですので、医師の指示をしっかり守ることが大切です。
矯正治療は、痛みを伴うことが通常です。痛みには、2種類あります。
1つ目は、歯が移動する際に炎症反応が起こり、歯が痛くなると考えられています。具体的には、上下の歯を当てると痛い、強く噛むと痛い、食いしばると痛いという感じが2日~10日間程度続きますが、普通は3日ぐらいで痛みが消失します。また、ワイヤーを交換し、歯を動かす力が強くなると再び痛みを感じるようになります。この痛みは、矯正装置が進歩発展し、歯に加わる力が弱くなってきているので、従来の矯正治療と比較すると軽くなりました。中には痛みを感じにくい人もいますし、非常に痛がる方もいます。個人差が大きいので、3日~10日間程度と説明しています。
2つ目は、装置が唇や、頬の内側の粘膜に当たり痛みを感じることがあります。
この場合は口内炎ができたり、粘膜に傷が付き出血したりすることもあります。
応急処置として、装置が当たる部分にワックスという粘土のようなもので、装置を覆い、装置が粘膜に当たるのを防ぐ方法があります。また、装置を削ったり、ワイヤーにカバーをしたりすることで対応していきます。
矯正装置によっても多少の違いはありますが、普通の食事であれば問題はありません。しかし、装置をつけているので、歯みがきには工夫がいります。みがき方の指導をいたしますのでご安心下さい。